TPPは環境破壊を大幅に加速させる [Unit 8 環境]
生物は遺伝子によってその特性が定義づけされるのではない。
遺伝子がこうだから、この生物はこうだ、ではなく、生物(我々人間含む)の存在意義/実態は、
それがどこに生息し、どういう環境下で、どんな役割を持ち、命を営んでいるかによって決まる。
"environment"(環境)もその生物を定義するうえで切り離せない要素なのである。
人間が自分たちに都合の良い稲や野菜を「品種改良」すれば、それが作付けされた環境に
どのような影響がでるのか、というところまで考えて、バイオ技術は利用されなければならない。
ここ数年、受粉に重要な役割を果たす蝶、てんとう虫、ミツバチなどが姿を消している。
遺伝子組み換え作物による蜂の大量死
GMO Ticking Time Bomb - Part 5
遺伝子組み換え作物はしばしば農薬とセットで開発/販売される(9:28 - 9:37)。
人間の欲が自然を破壊している。しっぺ返しは北京のPM2.5や異常気象だけではない。
農業に必要不可欠な益虫が殺されている(05:32 - 8:13)。
農地の土壌に住む微生物が殺され、resilience(回復力;自然に戻る力)が失われている。
楽に除草できること(最初の1~2年)と引き換えに、除草剤に耐性を持つ雑草が発生し、
より強力な農薬散布が必要になる。そして作物が育たなくなる汚染が広がる(11:45 - 13:04)。
これは人間の体内でも同じことが起こっているひとつの警告/印だ。
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